ここのところ新しい重機やらGNSSやら
建設ICT関連の導入報告ばかりになってしまっておりますが
3DレーザースキャナーのLeica(ライカ)P50がやってきましたよっ(‘◇’)ゞ
3Dレーザースキャナーとは?(特徴とメリット)
こちらの写真は以前に紹介した
3Dレーザースキャナーの「Leica RTC360」です(‘ω’)ノ
120mm x 240mm x 230mmというサイズとなっているので
そこまで大きいと感じることはありません
今回導入されたLeica P50はもっと大きくて
そしてとても重たい3Dレーザースキャナーなのですが
それは一先ず置いといて・・・
そもそも3Dレーザースキャナーとは
一体どんな事ができてどんなメリットがあるのか?
ということなんですが、3Dレーザースキャナーは
その名の通り、測量対象にレーザーを照射することで
対象表面の3次元座標データを取得することができる測量器です
・・・ちょっと僕では説明が難しいので
こちらの画像をご覧ください(‘ω’)ノ
こちらは以前に3DレーザースキャナーのLeica RTC360を使って
造成の現場をスキャンしたデータです
なんだか3Dのグラフィックに見えますが
実はこれは点群データと言って、小さな点の集合体から成る
三次元の図面なんです(*´▽`*)
こちらの画像の方が分かりやすいかと思います
よく見ると小さな点が沢山ありますね
この点1つ1つが全て座標データを持っているんです(‘ω’)ノ
つまりここに表示されている点全ての高さ等の位置情報が収集出来ているので
任意の点と点を結んで距離を測ったり、こういった造成の現場では
掘ったり盛ったりする土量の計算も出来てしまうのです( *´艸`)
なんという時代が来たのでしょうか・・・(*´Д`)
なので3Dレーザースキャナーがあれば
人の手では不可能なほど沢山の測点を測量し
三次元の図面データを作ることができます
そして何よりも人の手で測量するよりも
驚くほどスピーディーに測量することができるので
測量にかかる手間や時間を減らすことができます(‘ω’)ノ
Leica(ライカ)の3Dレーザースキャナー「P50」
さて、そして友進に導入された3Dレーザースキャナーの
Leica(ライカ)Scan Station P50が上の写真です(*´▽`*)
写真ではちょっと分かりにくいですが
RTC-360よりも一回り大きい外観となっていて
その大きさは238mm x 358mm x 395mm
重さはバッテリーを抜いた状態で
なんと12.25kgもありますw
約12kgというと大体ピカチュウ2匹分の重さです・・・( ゚Д゚)
今の例えは忘れて下さい
一般的なスイカ約2個分以上の重さがあると思って下さい
かなり重たいことが分かるかと思いますが
これだけの重量があるので、通常の測量器よりも
設置も持ち運びも大変になってしまうので
持ち運びが楽になるようにこんなケースに収納されています
P50はスーツケースの様なケースに収納されています
外で赤いスーツケースを運んでいる作業着姿の人を見かけたら
もしかしたらP50で測量をしようとしている建設関係者かもしれませんね( *´艸`)
そしてこのP50の性能について
まず測定範囲は0.4m~1kmまで
・・・1km (゚Д゚;)?!
もちろん精度の事を考えるとあまり現実的では無いかなと思いますが
かなり遠くの測量対象まで計測することができるようです
そして精度については測量対象までの距離によって変わってくるのですが
およそ50mの距離までであれば測定精度はなんと2mm
それからスキャンのスピードはなんと驚きの最大1,000,000点/秒
1秒間に100万もの測点を計測することができるんです!!
人の手で100万点の測点を出せと言われたら
もう絶望しかありませんが
P50を使えば1秒間で終了してしまう様です(;´∀`)
Leica(ライカ)の3Dレーザースキャナー「RTC360」
ちなみになんですが、こちらは以前にも紹介しました
3Dレーザースキャナーの「Leica RTC360」です
こちらはP50と違って5.2kgと比較的軽量で
持ち運びもしやすく小回りの効くレーザースキャナーなので
測って移動して測って移動してという作業がとてもお手軽にできます(‘ω’)ノ
その変わりP50と比べると測量可能範囲は
0.5m~130mと狭くなっています
そしてスキャンスピードはP50と同じで1,000,000点/秒
とにかく高性能な3Dレーザースキャナーには
知れば知るほど驚いてしまいますね(;´∀`)
3Dレーザースキャナーの使い方(測量方法)
3Dレーザースキャナーはご覧の通り三脚に立てて使います
Leica RTC360は比較的軽量なので問題ありませんが
Leica P50は約12kgと重たいので大変です(;´∀`)
三脚に立てて測量を開始すると
ブーンという音と共に中央にあるミラーが高速回転します
Leica P50の場合、スキャンが始まると画面に進行状況が
下の写真の様に画像で表示されます
前後で同時にスキャンが行われているので
画面を見ても2つに分かれていますね(‘ω’)
測量が完了するとそのまま写真撮影に移行します
これは先ほど見て頂いた3Dグラフィックの様な点群データに
色付けをする為に写真を撮影しています
写真撮影の進捗状況もスキャンと同じ様に
画面に表示されます
こんな感じで3DレーザースキャナーはLeica P50もLeica RTC360も
どちらも三脚にセットして電源を付け、スキャン→写真撮影という流れで
使い方としてはとてもシンプルに使うことができます
広い現場になるとここから移動をすることになりますが
基本的には同じことを繰り返すことで現場全体の
3次元データを取得することができます(‘ω’)ノ
3Dレーザースキャナー測量からの点群データ作成
そして取得してきたデータをパソコンに取り込み
点群データを作成していくのですが
このデータ、とにかく情報量が多いのです(;´∀`)
点群データの密度を変えることで
その情報量は抑えることができますが
点の数が減れば点と点の間が広がり精度は落ちます
点の数は「密>標準>粗」と3段階で調整が可能で
精度は落ちると言っても「粗」でも十分な点群データが作成できます
粗と言っても密です(゚Д゚;)
ただ、この点群データにする際の取込み時間は
「密>標準>粗 」の設定で変わってくるようです
3Dレーザースキャナーを使うとこの様に
面白いほど立体な図面ができるので
また今後、工事の進捗などと合わせて
点群データの紹介もできればと思っていますので
是非楽しみにしていてくださいね(*´▽`*)
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